- 介護老人保健施設 三原の園
- 施設長 古河 隆二
令和4年4月1日より、前施設長の楠本征夫先生から
引き継ぎを受け、「三原の園」の施設長に就任しました。
よろしくお願いいたします。
「三原の園」は、昭和61年12月の老人保健法改訂に伴い、平成元年4月に長崎市では最初の医療法人稲仁会三原台病院併設老人保健施設として開設されました。 さらには、平成9年12月介護保険法が成立し、この法律の下に少子高齢の時代に対応すべく種々の介護サービスが行われるようになりました。
「三原の園」も三原台病院および関連施設であるデイサービスセンター三原の花、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーション
、地域包括支援センターと密接に連携し、三原地区、山里地区等の地域を中心とした介護・福祉事業を長年展開してきました。これからも皆様から頼りにされ、利用される施設を目指します。
介護老人保健施設の主な役割は居宅における生活への復帰を目的として看護、介護、機能訓練、医療、日常生活の世話を行うこととされています。当施設では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリを行うと同時に、日常生活においても看護師、介護士の指導による積極的なフロア―リハビリを行うことにより、平成27年4月には在宅強化型老健施設として評価されました。その後も専門職を中心とした職員体制の充実・強化を図りながら、在宅復帰率の向上、良質なケアの提供とサービスの向上に努めてまいりました。
さらには、平成30年4月には在宅復帰・在宅療養支援機能が最も高いと認められ、厚生労働省が定める要件を満たした「超強化型介護老人保健施設」として長崎市内で最初に評価されました。
これからも入所者の意思・人格を尊重し、入所者の立場に立った明るく家庭的な老健施設を目指していきますのでよろしくお願いいたします。
医療と介護の連携
高齢化に伴い特別な病気がなくても体力の低下は進行します。それに病気が加わればなおさらのことで、歩行をはじめとする日常動作の能力は著しく低下します。老人保健施設は病院と自宅との中間的な役割を担う施設として作られました。入院して病気は治ったが体力がまだ回復していない、自宅で生活していても寝ていることが多く、歩いても転びやすいというような時には、リハビリを主な目的とした施設・老人保健施設を利用されるのが回復への一番の近道です。
これまでは、医療は医療保険・医療施設で、介護は介護保険・介護施設でとバラバラなシステムで運営されていましたが、現在は地域包括ケアシステムという新しいシステムで、医療・介護が必要な高齢者を地域の各施設が協力してケアする仕組みが作られています。お困りの時は、近くの地域包括支援センターなどに相談されてください。